痩せたあと、安心したところから崩れ始めた話

朝日に照らされる雪山

体重が減ってくると、少し安心します。
僕も、痩せた時には「もう大丈夫かな」という気持ちがどこかにありました。

もちろん、その時は油断しようと思っていたわけではありません。
でも、少し安心したことで、気づかないうちに流れが変わり始めていたのだと思います。

崩れる時は、ある日いきなり全部が壊れるわけではありません。
少し気が緩んで、少し動かなくなって、少しずつ戻っていく。
そんな感じでした。

今日は、痩せたあと、安心したところから崩れ始めた話を書いてみたいと思います。

H2 痩せたあと、どこかで「もう大丈夫」と思っていた

痩せるまでは、とにかく体重を減らすことに意識が向いていました。
食事のことも、行動のことも、前よりずっと気をつけていました。

でも、ある程度減ってくると、どこかで「もう大丈夫かな」という気持ちが出てきました。
目標に近づいた安心感もあったし、ここまで来たんだから簡単には戻らないだろう、という感覚もあったのかもしれません。

その時は、気を抜こうと思っていたわけではありません。
ただ、前ほどの緊張感がなくなっていたのはたしかです。
今思えば、崩れ始めたのはそのあたりからだったような気がします。

僕の目標体重は55㎏。それが53㎏まで落ちました。
「ここまでくれば、もう元に戻ることはないだろう」
そんなふうに思い込んでいました。

歩く回数が減り、食事の量も質も少しずつ以前に戻っていきました。
今思えば、あの頃の僕は、かなり安心しきっていたのだと思います。

H2 崩れる時は、いきなりではなく少しずつだった

今思うと、崩れ始めたのは何か大きな失敗があったからではありませんでした。
少し食べる。少し動かない。少し意識が薄れる。
そういう小さな変化が、静かに積み重なっていったのだと思います。

だから、その時は自分でもあまり気づきません。
今日くらい大丈夫。
これくらいなら平気。
そんな小さな判断の積み重ねが、少しずつ流れを変えていきました。

崩れる時は、一気にではなく、少しずつ戻ってくる。
僕の場合は、そんな感じでした。

ちょっとずつ増えていく体重に追い打ちをかけるように、ビールのサービスを持った新聞の勧誘が来ました。
あの頃の僕は、そのビール欲しさにサインをしてしまいます。
「350ml缶1本なら大丈夫でしょ」
そんなことを思いながら、つまみは唐揚げや炒め物でした。

ただでさえ少しずつ増えている体重に、さらに輪をかけるような食べ方をしていたのだと思います。
その時の僕には、自分を止める力がありませんでした。

H2 戻り始めた体重を見て、また焦っていた

体重が戻り始めると、今度はその数字を見て焦るようになりました。
安心していたぶん、増え始めた体重を受け止めるのがしんどかった気がします。

しかも、少し増えたくらいならまだ大丈夫と思いたい気持ちもある。
でも、実際には少しずつ増えている。
その数字を見ては、不安になったり、見たくなくなったりしていました。

今思えば、その頃の僕は、増え始めた数字そのものに気持ちを持っていかれていたのだと思います。
崩れた流れをどう戻すかより、増えたことにどう反応するかのほうに意識が向いていました。

それでも、毎日体重計には乗って、記録をつけていました。
どんどん右肩上がりに上がっていくグラフ。
それを見て、「ヤバい!どうしよう。どうすればいい?」
それまで自分がやってきたダイエットのことは頭から抜けて、ただ増えていく体重に混乱する毎日でした。

H2 痩せたあとこそ、続ける形が必要だったのだと思う

今思うと、僕に必要だったのは、痩せるための頑張りだけではありませんでした。
痩せたあとに、安心しすぎず、でも無理もしないで続ける形だったのだと思います。

減らす時は頑張れても、そのあとに気持ちがゆるむことはあります。
だからこそ、戻りすぎないための見方や、続けるための小さな行動が必要だったのかもしれません。

今の僕が「ゾーン」で体重を見たり、最小行動を大事にしたりしているのは、こういう経験があったからです。
痩せたことより、そのあとをどう過ごすかのほうが難しかった。
今はそう思っています。

僕は、体重を減らすことだけがダイエットだとは思わなくなりました。
減った体重をどうキープするか。
本当は、そのほうがずっと難しくて大事なことだったのだと思います。

今でこそ、最小行動や、体重をゾーンで見るという考え方を持っていますが、当時はそんな発想はありませんでした。
でも、一度増えた体重をある程度戻し、それをキープしようとする中で、少しずつそういう考え方ができてきました。

少し安心したところから崩れ始めた経験が、今の僕の考え方につながっています。

今の僕が体重をどう見ているかは、こちらの記事にも書いています。
→ ダイエット中の体重は「ゾーン」で見るようになった話

次に読む
→ 体重が少し増えた時、いきなり頑張らない僕の戻し方

→ ダイエットが崩れた時、自分を責めすぎないようになった話

→ 僕のダイエットは、大きな行動より最小行動のほうが続いた話

全体の流れを知りたい方へ
→ 最初に読む(ロードマップ)

実体験の流れを追いたい方へ
→ 僕のダイエット物語

やる気に頼らない方法を知りたい方へ
→ 最小行動のやり方(まとめ)

崩れたときの戻し方を知りたい方へ
→ 心の整え方

ダイエットは一直線ではありません。

落ちて、戻って、
また続けていくものだと思っています。

この物語も、まだ途中です。


シンメンです!

59歳からダイエットを始め、17㎏落としました。
無茶な運動や食事制限は一切無し。
ゆるいダイエットがモットー。
山あり谷ありのダイエットです。
同じようにダイエットをしている人の伴走者でありたいと思っています。
「やる気に頼らない“最小行動”で続けています。」

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